イオンシネマ調布で2024年3月15日に発生したイオンシネマの支配人による不適切発言問題が話題です。
この問題では車椅子ユーザーでイオンシネマ調布のグランシートを利用した方が支配人から不適切な発言をされたとXに投稿したことが問題となっています。
そこで今回は
- イオンシネマを利用した車椅子の人はだれ
- 今回一体何があった?
- イオンシネマ調布のグランシートって何
について調査したいと思います。
イオンシネマを利用した車椅子の人はだれ?
今回のトラブルをXに投稿したのは『中嶋涼子さん』という車椅子インフルエンサーの方です。
中嶋涼子さんは9歳のときに小学校で鉄棒で遊んでいるときに急に体調不良になり足が動かなくなったそうです。
それから28年間車椅子で生活をしています。
中嶋涼子さんは映画を見るのが好きでよく映画を見たというのを画像付きで投稿しています。
確定申告に疲れたので現実逃避してきます🫡
— 中嶋涼子®︎Ryoko Nakajima (@NakashimaMinion) March 11, 2024
今日は首は取れなそうだけどちょっと斜めに見える恥の車椅子席になりそうです。#ゴールド・ボーイ #一人映画#車椅子で映画館#バリアフリー情報 pic.twitter.com/Mn91sarxNA
イオンシネマ調布で一体何があった?
今回問題になったのは中嶋涼子さんがXにポストしたこちらの投稿が発端です。
久々に悔しい気持ちになった。
— 中嶋涼子®︎Ryoko Nakajima (@NakashimaMinion) March 15, 2024
今日は映画「#52ヘルツのクジラたち」を見てきたんだけど、トランスジェンダーの人が生きづらさを抱え差別を受ける話で辛すぎて発作起きるくらい泣ける映画だったんだけど、その後更に泣ける事があった。… pic.twitter.com/T1B54UR7n1
中嶋涼子さんがイオンシネマ調布へ映画を見に行った際に、見たい映画と時間を考えたところグランシアターで映画を見ることになったそうです。
しかしグランシアターには車椅子席もなく通常の座席も段差のある席しかなかったそうで、これまでは映画館の従業員の方が介助を手伝ってくれていたそうです。
しかし、今回始めて支配人がきて
「この劇場はご覧の通り段差があって危なくて、お手伝いできるスタッフもそこまで時間があるわけではないので、今後はこの劇場以外で見てもらえるとお互いいい気分でいられると思うのですがいいでしょうか。」
と言われた事が悲しかったと投稿しています。
イオンシネマ調布の上映情報をチェックしてみると今回中嶋涼子さんが鑑賞した「52ヘルツのクジラたち」はグランシアターでの上映しか無く仕方なくこのスクリーンを選択することになったそうです。
中嶋涼子さんはこれまで3度このグランシアターで鑑賞しておりこれまでずっと従業員の介助があったため、今回介助ができないと拒否されたことが余計不思議に感じたようですね。
グランシアターとはどんなシアター?
グランシアターは全席リクライニング可能でゆったりと映画を楽しむことができるワンランク上のシアターとなっています。
イオンシネマ調布のグランシアターは全36座席となっており出入り口が一番のしたの段とフラットになっていますが座席に座る場合は必ず段を上がらないと行けない作りになっています。
中嶋涼子さんは一番下の段で鑑賞したと思われますがそれでも4段の段差を登り降りする必要があったため従業員の支援を希望したのかも知れません。
世間の反応まとめ
このツイートをすると大きな反響が有りイオンシネマもコメントを発表しています。
【弊社従業員による不適切な対応に関するお詫び】 pic.twitter.com/8e8tc5DY9M
— イオンシネマ【公式】 (@AEON_CINEMA) March 16, 2024
この投稿後様々な意見がXでポストされていました。
イオンシネマ側は何も謝罪する事などない。お客様への過剰なサービスは社員の退職率を高くするだけです。客側にも理解してもらう必要がある。
— ぴっかぴか (@aokin28) March 16, 2024
イオンシネマの件、本来ならばヘルパーを雇ってしてもらう事=お金が発生することを今まで善意でサービスでしてもらっていて、それをしてもらえなくなって憤りを感じてるのはおかしいよね。
— アイカ (@_xXR_oOT) March 16, 2024
イオンシネマの件、誰が悪い悪くないはもういいよ。どちらがどうではなくて人と人との関わり合いの話。車椅子の方でも日常的に映画館が利用できる世の中であってほしい。目の前で困ってる人がいたら当たり前に従業員だけではなく誰でも手を差し伸べることができる世の中であってほしい。
— takeru aotani (@tak_eru) March 16, 2024
意見をまとめると
- 映画の従業員に介助をさせるのは危険なため良くない
- 自分で介助者を用意するか車椅子用の座席を取るべき
- 従業員だけじゃなくみんなで助けあっていけばいいのでは
などの意見が多くなっているようです。
車椅子用の座席は一般的に出入り口に一番近い席が多く、鑑賞しづらい(端や最前列など)となっているようです。
そのため、少しでも見やすい席で映画を楽しみたいという気持ちがあるのも仕方ないのかも知れませんね。
ただし、もし災害などが起きたときに安全を確保する必要があるため、できるだけ人の手を借りなくても移動できる方が安全だとイオンシネマ側も判断した可能性もあるようです。
バリアフリーかつ映画を楽しみやすい席がある映画館が増えると良いですね。
まとめ
今回はイオンシネマ調布で話題となっている映画館車椅子問題について調査しました。
イオンシネマの担当者が言った内容も理解できますが言い方の問題だったのかもしれませんね。
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